カメザワ タカユキ
  亀澤 孝幸   文学部 中国文学科   講師
■ 標題
  先秦文字資料にみえる〈道〉字の異体について
■ 概要
  金文、盟書、刻石、簡牘などの先秦の文字資料にみえる〈道〉字例を通覧すると、通時的な字体の変化はもとより、共時的な字体の差異もかなり認められる。なかには、同一資料中に異体字が併用されているものもある。本論では、第一に、構成要素に〈又〉あるいは〈止〉をもつ二系統の〈道〉字の関係を探る。第二に、〈首〉の代わりに〈舀〉を構成要素とする〈道〉字が《散氏盤》と《侯馬盟書》に共通してみえる事実が何を意味するかを論じる。
  亀澤孝幸
  単著   中国美学範疇研究論集   大東文化大学人文科学研究所   (8),39-47頁   2019/03


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