カメザワ タカユキ
  亀澤 孝幸   文学部 中国文学科   講師
■ 標題
  文・書・画の理論的統合——劉勰・張懐瓘・張彦遠
■ 概要
  中国において、詩・書・画は三位一体の芸術とみなされている。だが、三者はいかにして結びつけられるようになったか。その過程を、劉勰の文学論、張懐瓘の書論、張彦遠の画論を交差させることによって浮かび上がらせようとした。張懐瓘は、先行する劉勰『文心雕龍』などの文学論に依拠しつつ書は文に根ざすとものと位置づけ、張彦遠は「書画同体」を唱えた。こうして完成した理論的統合によって、北宋には広く文学、書、画が対等な芸術として並列されるようになった。
  亀澤孝幸
  単著   書学書道史研究   書学書道史学会   (24),1-14頁   2014/10


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