ヤマモト ヒロユキ
  山本 紘之   法学部 法律学科   教授
■ 標題
  治療中止の不可罰性の根拠について
■ 概要
  不作為的な治療中止(尊厳死)が不可罰であるという認識は広く共有されている一方で、自殺関与罪との関連で、なぜ不可罰であるのかについては、未だ一致を見ていない。本稿は、ドイツで近年有力に主張されている、法秩序の統一性という観点から治療中止の不可罰性を根拠づける見解を紹介しながら、ドイツのような事前指示(リビングウィル)に関する法制度が制定されていない我が国においても、その理論を導入する可能性について検討するものである。
  単著   大東法学   23(1),97-124頁   2013/11


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