オクダイラ ヒロナ 奥平 寛奈 スポーツ・健康科学部 看護学科 講師 |
■ 標題 地域協働型介護予防・健康教育緯線プログラム(協働ゼミ)の効果検証-社会人基礎力の発達との関係- |
■ 概要 〔目的〕学生と高齢者が共に学ぶ教育プログラムの作成を行い、この介入評価と学生自身 の社会人基礎力醸成の関係を探索する。 〔方法〕大学生(1~4年18~41名、平均19.7~21歳)と65歳以上5~6名(平均 72.2~75.6歳)の少数班編成し、数か月おきにアクションリサーチ介入を実施した。 定量データは記述統計とMann-Whitiney U検定、定性データはテキストマイニングの共起 性と階層的クラスター分析を行った。 〔結果〕クラスター分析は高齢者【老化の自覚】【協働ゼミへの感謝】、学生【老化の身 体変化を知る】【老化の進行を防ぐ】、社会人基礎力共起性サブグラフ検出は【チームで 働く力】「傾聴力」、【考え抜く力】「創造力」「課題発見力」、【前に踏み出す力】「 働きかける力」等が強く共起、定量データ結果「働きかける力」(p<.041)、「課題発見 力」(p<.014)、「傾聴力」(p<.028)を支持した。 〔考察〕高齢者は学生と共に学ぶ事へのやりがいを実感し、数か月おきの協働ゼミは両者 の関係構築、他者理解を進展させた。社会人基礎力能力要素のうち、相手の意見を丁寧に 聴く力、現状を分析し課題を明確にする力、他者に働きかける力等の発達に影響を与えた 。 本研究は科研費17k12425 の助成を受けた。 村松由紀,郷原志保,髙瀬寛子,須佐公子,奥平寛奈,太田眞,琉子友男,杉森裕樹,田中博 共著 大東文化大学看護学ジャーナル 大東文化大学看護学会 6(1),2-23頁 2024/03 |
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