オクダイラ ヒロナ
  奥平 寛奈   スポーツ・健康科学部 看護学科   講師
■ 標題
  プレホスピタルで働く救急救命士の周産期症例に対する教育ニーズの調査
■ 概要
  周産期・新生児の救護は救急隊員が有する知識・技術では対応が難しく不安があり、研修への教育ニーズが高いことから救急隊員の教育ニーズに合わせたセルフラーニング教材の開発を目指している。教材開発にあたっては、教材やシステムの設計方法の一つであるADDIEモデルを採用した。ADDIEモデルの最初のステップである学習者分析(Analysis)を行うことを目的に本研究を行った。
救急救命士11名に対し半構造化面接を行った。救急隊員は傷病者の変化を観察し、変化に応じた処置を実施する能力が必要であることが示唆され、能力向上のためには、救急隊員全員が具体的な観察項目と観察する為の具体的方法、観察結果による具体的な対応技術の習得を目指すことが重要である。自己学習を行いやすくするためのe-learningと実技体験を組み合わせたシミュレーション研修プログラム開発が求められる。

  単著   日本周産期・新生児医学雑誌   一般社団法人日本周産期・新生児医学会   56(1),37-42頁   2020/05


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