タナカ ヨシアキラ
  田中 良明   東洋研究所 東洋研究所   准教授
■ 標題
  校本『乾象新書』と『乾象通鑑』に於ける『漢書』の引用
■ 概要
  北宋の『乾象新書』と、それを踏襲して記された『乾象通鑑』との間に於ける差異を、特に『漢書』からの引用文に注目することによって、現存の『乾象新書』は元豊元年の校録以後のテキスト、もしくはそれを祖本とする北宋抄本であり、『乾象通鑑』編纂の際に用いられた『乾象新書』は元豊校録を経る以前のテキストであったこと、及び両書共に編纂・校録の際には『漢書』の天文・五行志以外を確認していないことなどを論じたもの。なお、科学研究費助成事業基盤研究(B)(一般)「前近代東アジアにおける術数文化の形成と伝播・展開に関する学際的研究」(代表:水口幹記)(課題番号:16H03466)による研究成果の一部である。
  単著   東洋研究   大東文化大学東洋研究所   (207),1-29頁   2018/01


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