サカグチ ユキコ
  坂口 由紀子   スポーツ・健康科学部 看護学科   教授
■ 標題
  遺伝性希少難病児を亡くした母親のグリーフワークとシームレスな支援の明確化
■ 概要
  遺伝性希少難病児を亡くした母親のグリーフワークを明らかにすることを目的に、ムコ多糖症児を亡くした母親6名に面接を行った。グリーフワークは、児の死後、空の巣症候群の状態から、児の生前の思い出を語り母親自身の養育を認めていくことで、母親自身の中に児を入れ込むという過程であった。これを妨げる要因として、児の死が近づいた際、他者が児に無関心な態度であったこと、児の死後、死や遺伝に関する情報を語る場所がなかったことがあった。
  ◎坂口由紀子,久保恭子,宍戸路佳,田崎知恵子
  共著   小児保健研究   74(5),662-668頁   2015/09


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