ヤマモト ヒロキ
  山本 宏樹   文学部 教育学科   准教授
■ 標題
  不登校公式統計をめぐる問題:五数要約法による都道府県較差の検証と代替案の吟味
■ 概要
  本論文は、都道府県レベルの中学校の不登校公式統計データに対してノンパラメトリック分析という分析手法を適用することで、「不登校隠し」と見なされても仕方のない大規模な統計操作が教育行政によって行われている実態を実証的に明らかにしたものである。不登校をめぐる学校評価のまなざしのなかで公式統計が恣意的に運用され、遂には政策がその数値に左右されることによって現実が逆規定される事態が生起しているのである。
  単著   教育社会学研究   日本教育社会学会   83(129),148頁   2008/12


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