ヤマモト ヒロキ
  山本 宏樹   文学部 教育学科   准教授
■ 標題
  〈悪〉という希望:「生そのもの」のための政治社会学
■ 概要
  〈悪〉とは何か――。人々を脅かす避けるべき〈悪〉、その一方で人々を魅了する〈悪〉。
我々が甘受すべき、「よりマシな〈悪〉」とは何か。教育、社会、宗教、政治などを主題に、〈悪〉について考察する。
 
〈目次〉 
○序論 悪の擁護、あるいは民主主義についてのノート(神代健彦)
  
○第I部 抗いと甘受の閾
○第一章 悪とは何か―デューイの倫理学から考える(髙宮正貴) 
○第二章 災害の分配的正義論―リスクと責任(保田幸子) 
○第三章 ジョセフ・ラズにおける二つの正統性(石山将仁) 
○第四章 道具的理性批判の現在―啓蒙のプロジェクトの今日的課題について(堀内進之介) 
○第II部 共生の身悶え
○第五章 政治科学の進化論的転回―保
革闘争の遺伝子文化共進化について(山
本宏樹) 
○第六章 宗教という「排除できない悪」(鈴木弘輝) 
○第七章 教育と責任(濱沖敢太郎) 
○第八章 悪を歓待する―民主主義的な集団の(不)可能性について(神代健彦) 
 
○解題―「感情の劣化」への抗いを全体主義のリスクを回避して進める手だてはあるか?(宮台真司)

  宮台真司[監修]現代位相研究所[編]堀内進之介、神代健彦、山本宏樹、髙宮正貴、鈴木弘輝、保田幸子、濱沖敢太郎、石山将仁
  共著   教育評論社      2016/01


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