ヤマモト ヒロキ
  山本 宏樹   文学部 教育学科   准教授
■ 標題
  仮想現実(VR/AR)技術と教育の未来(2040年、教育の旅 少し先のリアルな未来を考える 05)
■ 概要
  今回は6月にアップル社が新型デバイスを公開して話題を呼んだ「仮想現実(VR)/拡張現実(AR)」技術を扱うこととしよう。
 VR技術はコンピュータ上に3次元の仮想空間「メタバース」を構築する技術である。VRゴーグル等を装着したユーザーを非現実の世界に誘い、聴覚や触覚を同時に刺激することで豊かな学習体験を提供できる。
 VR技術を活用した学校の例として、日本一の生徒数を誇る私立通信制高校のN高・S高が挙げられる。同校では2021年4月にVRゴーグルを用いた3次元のバーチャルスクールの運用を開始し、現時点で約1万人がVR学習に参加している。教室を再現したVR空間で授業を受けたり、ピラミッドやパルテノン神殿にバーチャル遠足に行ったり、VR運動会を楽しんだりできるというーーーー

  単著   月刊 高校教育   学事出版   (2023年8月号)   2023/07


Copyright(C) 2011 Daito Bunka University, All rights reserved.