オノダ リョウイチ
  小野田 竜一   社会学部 社会学科   講師
■ 標題
  内集団ひいき行動の適応的基盤~進化シミュレーションによる検討~
■ 概要
  本稿では、内集団ひいき行動(自分と同じ集団の成員に、異なる集団の成員よりも利他的に振る舞う行動)が適応的となる条件を探るために、高木(1995)を基にした進化シミュレーションを行った。そこでは、人々が利他行動(行為者が損失を負担し、集団が利益を得る行動)を取り合っている状況、具体的には、利他行動の行為者がその対象者を自ら選ぶような状況(選択的プレイ)が想定された。その結果、対象者を選ぶ際に、厳しい基準を設けた場合に内集団ひいき戦略が適応的となることが分かった。
  小野田竜一
  単著   修士論文   北海道大学      2010/03


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