オノダ リョウイチ
  小野田 竜一   社会学部 社会学科   講師
■ 標題
  社会的ジレンマにおける協力促進要因としての規範の過大視
■ 概要
  集団に対して協力行動(集団が利益を得る行動)を行う状況は社会的ジレンマ(社会において、個人の合理的な行動が集団としての最適な行動に一致せず乖離が生ずる場合)を含んでいる。その解決法として、先行研究では罰による解決が多く採用されている。本稿では、「多くの他人は罰を行使するだろう」という罰に対する過剰な恐れが社会的ジレンマを解決する役目を有していることを実験室実験によって示した。この恐れという要因は先行研究では指摘されてこなかった要因である。
  小野田竜一・松本良恵・神信人
  共著   CENTER FOR EXPERIMENTAL RESEARCH IN SOCIAL SCIENCES, Working Paper Series   Hokkaido University   92   2009/02


Copyright(C) 2011 Daito Bunka University, All rights reserved.